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2007年06月14日

任意整理という方法

任意整理は債権者(消費者金融)1社1社と交渉していく、私的な債務整理です。
ですから数社から借入れをしていると、1社1社交渉していくわけですから、様々な状況が考えられますね。
また全ての借金を整理する事も、一部の借金だけを整理する事もできるのも任意整理の特徴のひとつです。
ちなみに当時オイラには740万円の借金がありましたが、
任意整理の対象としたのは、そのうちの消費者金融5社分の440万円だけでした。
でもよほどの理由がない限り、残っている借金の全てを整理する事をオススメします!何故?
詳しくは、
■任意整理、特定調停をお考えの方へ
http://changemyworld.seesaa.net/article/40755339.html

を読んでみてください!

おすすめッス また、既に完済している取引がある人は、完済分だけは自分で過払い請求をするというのもアリです。
とにかく融通のきく方法ですから、よく考え、士(司法書士、弁護士)ともよく相談し計画してください!
もちろん費用のコトも気になりますね。
士に委任すると着手金というものが発生します。
債権者1社につき、2万円〜3万円といった具合です。
また過払い金を取り返したときには報酬金も発生します。
これは取り返した金額の10%〜20%程度が相場のようですが、実際は取り返したお金の中から支払われるので、新たな負担にはなりませんね。
債務整理する方はお金に困っている人がほとんど。
着手金が一括で払えないと考えて、債務整理に踏み切れないのも困ったものです。
思い切って士に相談してみましょう。
分割で受任してくれる士もいるようです。

( ̄ω ̄;)エートォ...
方針が決まったら1社ずつ検討していきます。
ここではオイラの実例で説明していきますね。
オイラが任意整理の対象としたのは5社。
1社ずつ見て行きましょう・・・

まずはディックファイナンス(CFJ)です。
取引履歴は約8年。金利は29.2%。
任意整理を決心した時点での借入額は160万円でした。
それを利息制限法に計算しなおすと、160万円の借金が約11万円にまで圧縮っ!( ̄□ ̄;)!!
利息制限法への引きなおしでココまで差がでるとは驚きです!
■ディックファイナンスとの取引履歴公開!
http://plaza.rakuten.co.jp/shakkinnyarou/2005

ここで注意しなくてはならないのが、利息制限法の利率です。
借金額は160万円ですから、利息制限法では15%の金利でいいはず・・・
ですが、取引の最初から160万円借りていたわけではありません。
最初は50万円の限度額で始まり、増額を重ねていって160万円になったという過程があります。
このような場合、最初は18%で計算していき、借り入れが100万円を超えた時点から15%で計算していくのが最近の流れのようです。
注意するのは限度額100万円ではなく、借り入れ100万円で15%という事です。
しかし、限度額100万円なら15%という意見もあります。
これについては色々意見がありますが、それはまた別の機会に。

次にアイク(CFJ)との取引です。
取引期間は約7年。金利は29.2%
当時の残債は152万円でした。
単独で引きなおし計算をすると約25万円の過払いとなりましたっ!
しかし、先ほどのディックとアイクは同じCFJ。
別々の契約ですが、同じ債権者。
ここはまとめてひとつの債権とみなすと・・・約312万円の借金が、
1万4千円の残債となりました!
■アイクとの取引履歴公開!
http://plaza.rakuten.co.jp/shakkinnyarou/2002


次はアコムです。取引期間は約7年。
金利は最初27.375%で始まり、途中から25.0%になっています。
当時、45万円の借り入れがありました。
引きなおしの結果約65,000円の過払い発生です!
( /^ω^)/
■アコムとの取引履歴公開!
http://plaza.rakuten.co.jp/shakkinnyarou/2003


次はアイフルです。
取引期間は約7年。金利は28.2%です。
当時の残債は約45万円
引きなおしの結果22万円の過払いです!
■アイフルとの取引履歴公開!
http://plaza.rakuten.co.jp/shakkinnyarou/2001


最後にプロミスです。
取引期間は約2年半。金利は25.5%。
自転車操業のすえ、新たな借り入れをする必要に迫られ契約・・・
任意整理時、約36万円の残債。
利息制限法に引き直した結果約32万円の債務が残りました。
取引期間が短かったため、大幅な減額にはありませんでした。
■プロミスとの取引履歴公開!
http://plaza.rakuten.co.jp/shakkinnyarou/002004

※リンク先の取引履歴の引きなおし計算はオイラが自分で計算したものです。専門家が計算したものではありません。実際にオイラが委任した司法書士の計算とズレも生じました。参考にはなるかもしれませんが、過払いの発生や、債務の圧縮は取引内容によって大きく左右されます。
必ずしもあなたのケースにあてはまる訳ではありません。


いやされるッス!! オイラの場合では、過払いを取り返し、その20%を司法書士に報酬金として支払い、残りを債務の残った消費者金融へ返済するという形になりました。
債務の残ったCFJは一括返済して和解。
プロミスは他社の過払い金から15万円を返済。
最終的にはプロミスに17万円の債務が残る形になりました。
この17万円に対しての将来かかってくる利息は「0」、免除の方向で和解しました。
オイラの場合は一ヵ月後にこの17万円は一括返済しましたが、大きく債務が残る人は、
3年間程度で無理なく返済できるかがポイントですね。

オイラが和解した頃(2006年7月頃)は過払い金を満額とれるのか?
8割、9割で和解するのか?
過払いに対して発生する利息もで取れるのか?
など、様々な問題点もありました。
今では多くの判例も出て、債務者にとって有利な事例が増えているようです。

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posted by 借金野郎 at 23:57 | Comment(1) | TrackBack(0) | 債務整理について

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この記事へのコメント

こんな時だからこそ、生きてる内に思いっきり楽しんでおきたい…
不謹慎なんて言うなよな!いっちまったら何もできないんだから…(´・ω・`)
http://wwwxtvp.glinds.info/
Posted by 備えあれば憂いナシ!! at 2011年03月18日 16:28
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