<消費者金融>灰色金利廃止に備え新規貸し付け引き締め5月1日20時22分配信 毎日新聞
消費者金融大手が新規の貸し付けを絞り込んでいる。
これまで高収益の元となっていたグレーゾーン金利が09年末をめどに廃止されるのを前に、資金回収をより確実にしようと顧客の選別を進めているのだ。
これまでの高金利に頼った経営戦略を転換し、
審査基準を厳しくしても返済が期待できる顧客を相手に、
生き残りを図る。
貸付金残高、6年ぶり低水準へ=06年度末で6兆円に−消費者金融大手5社見通し4月29日15時1分配信 時事通信
消費者金融大手5社の貸付金残高が、2006年度末に合計約6兆円(前年度末は6兆3704億円)と6年ぶりの低水準に落ち込む見通しとなった。
利息制限法の上限(年20%)を超える「灰色金利」が09年中に撤廃されることから、各社とも返済能力が低い顧客への融資を絞り込んだため。消費者金融市場で過半数のシェアを占める大手5社の規模縮小は、規制強化の影響の大きさを改めて浮き彫りにした格好だ。
貸付金残高は、02年度末に合計6兆5043億円のピークを記録した後、多重債務者問題の深刻化を背景に緩やかに減ってきた。しかし、06年度は、金利規制強化を柱とする改正貸金業法の成立で、急激な減少となった。
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