グレーゾーン金利廃止を受けて
普段オイラは電車に乗らないのですが、今日は東京に出張し電車を使うことになりました。
ふと見上げるとアコムの車内広告。
「アコムの上限金利を18.0%に下げました。」
「あなたのために出来る事。新しいアコム。」
「何よりもお客様のために。」
グレーゾーン金利を知らない人がみたら、
「アコムってなんていい企業なんだろう!わざわざ金利を下げてあなたのために・・・なんてっ!」
と思うのではないでしょうか!?
キャッシングのアコム|キャッシング、カードローン、融資なら消費者金融のアコム【e】利息制限法金利に上限金利を下げたアコム。
やっとかよ。というか当然だろ!と思うッスが・・・
「あなたのためにできること。何よりもお客様のために。」
「新しいアコムの金利は12.0%〜18.0%」
これだけみたら「アコムってお客さんの事をよく考えてるんだなぁ・・・って思ってしまうッスね・・・
オイラも7年間以上グレーゾーンでアコムにはお世話(?)になりました。
金利下げる?当然だろ!?もともと違法金利なんだから!
それより過払い金の返還も、年金と同じで自己申告。
「返せ」と言われなければ返さない・・・
自ら「過払い金を返します。」なんて広告出す貸し金業者なんて出てくるわけないか・・・7月13日の最高裁の判例も、貸金業者にとっては逆風ですしね。
グレーゾーン廃止後、過払い金はなくなる
2010年からグレーゾーン金利は完全に廃止されます。
グレーゾーンがなくなった時、多重債務者はどうなるのでしょう?
ちょっと考えてみました。
貸金業者は利息制限法を守って貸し出すわけですから、合法金利です。
つまり過払い金は発生しません。
グレーゾーンあっての過払い金。
もう利息制限法に引きなおして借金減額という事は出来ません。
任意整理、特定調停で債務整理するよりも、
個人再生、自己破産でしかどうにもならないという時代がくるのでしょうか?
そうなった時、今ほど多重債務者はいるのでしょうか?
平成5年にはじめてアコムにより無人契約機が世に出てから自己破産者は年々増加と一途をたどってきました。
手軽に借りることができる無人契約機。
過剰融資の温床にもなってきました。
「借りに来たのはお客の方だ!」と言うわけですね。
借金をするのに人と会はなければならないのはちょっと・・・という隠れた「お客」を掘り起こした無人契約機。
業界にとっては画期的な発明だったのでしょうけどね。
無人契約機、有人店舗ともに減少しています。
まぁいわゆるリストラで店舗数も縮小せざる得ないというところもあるのでしょうが、
パチンコ店の近くのATMなどは、.
「パチンコで負ける⇒消費者金融で安易な借り入れ」を増やしているとの批判を受け、自主的に撤去しているという事もあるようです。
グレーゾーン廃止後は いわゆる闇金が増える
街から無人契約機が減り、過剰融資が減って、与信限度が減ってももお金を借りたいという人はいるでしょう。
そういう人の受け皿はいったいどこになるのでしょうか?
やはり闇金などの違法営業業者でしょうか?
もし生活苦のためにやむを得ずお金を借りなければならない場合でも、生活保護を受けられるかもしれません。
相談してみる事も大切です。
でも、世の中には高金利でもお構いなし、借金なんて怖くないぜ!というツワモノもいますんで・・・闇金はなくならないでしょうね・・・
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消費者金融が金利を下げざる得ないのは、これら貸し金業者にとっては不利な判例が増えてきたのも原因です。
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